眼瞼下垂という病気があることをご存知でしょうか?眼瞼下垂と書いて、「がんけんかすい」と読みます。この病気の特徴や治療法について、ここでは様々な情報をお伝えしていきたいと思っています。また、眼瞼下垂の原因などについてもお伝えすることで、この病気を未然に防ぐための情報としてお役立ちいただければと思っています。
この病気の症状としては、まぶたが次第にたるんでくることで起きてきます。まぶたがだんだんとたるんできて、目を開いていることが難しくなってくる病気なのです。これがどうして起きてくるのかのメカニズムには諸説あるので、後ほど詳しくお伝えしたいと思います。眼瞼下垂は、まぶたを持ち上げるための筋肉の力が弱まってしまうことで起きてきます。
症状は、初期の頃にはあまり自覚がない人も多いのですが、そのうち垂れ下がってきたまぶたが目の黒目の部分にまで被さってきてしまうと、視界が塞がってしまうので、この時点になれば多くの方が自覚症状として眼瞼下垂を実感している状態となります。眼瞼下垂は、このように上まぶたが開きにくい状態が続く病気ですので、そのこと自体よりも、まぶたで視野が狭くなることが問題とされる病気といえます。
この病気の原因には大きく分けて二通りあると考えられています。眼瞼下垂という病気は、まぶたの皮膚が次第に垂れ下がってくるのですが、それが生まれつきの要因によるものというのがひとつの原因です。もうひとつは、後天的に発症する場合があるとされています。その場合は、後天性眼瞼下垂と呼ばれます。先ほど述べた前者のことは先天性眼瞼下垂と呼ばれます。
先天性の眼瞼下垂の場合、生まれた時からまぶたが開かないということで発症するケースが多く見受けられます。また、その際に片方のまぶただけに現れることも、先天性の眼瞼下垂の大きな特徴と言われています。このように、眼瞼下垂には様々な要因と症状があるので、治療する際にもそれらのことに充分な配慮の元、行う必要があるということが言えます。そこで次回のページでは、眼瞼下垂について、タイプによってどのような症状が現れるのか、また、そのために治療法にどういった方法があるのかについてお伝えしていこうと思います。