眼瞼下垂になるとどんな症状を訴えるか

ここまでは、眼瞼下垂という病気について原因や治療法を簡単にお伝えしてきました。この病気は先天性のものと後天性な場合があって、厳密には別のものといえますが、症状も治療法もほぼ同じです。また、眼瞼下垂は男性よりも女性の法が患者が多いことが特徴です。それは主に後天的な場合に、メイクの方法が間違っていたり、アトピーの女性が化粧をし過ぎた場合に発症することがあるからです。それでは今回のページでは眼瞼下垂について、かかった人がどんな症状を現すのかについて詳しくお伝えしていきたいと思います。

眼瞼下垂になる場合、最近では後天的な眼瞼下垂にかかることが昨今ではほとんどです。その際にはかかった人にはある特徴的な症状が現れます。それは代償作用というものです。これはどういう作用かというと、病気になった場合にそのことで不具合が生じた部分を他の部分が機能として補うということです。眼瞼下垂になってしまった場合では、病気になると視野が狭くなります。そのことによって失われた視野を確保しようとするための代償作用が現れるわけです。

その結果としてどういったことが起こるのかというと、まぶたの筋肉の力が弱まることが眼瞼下垂という病気のメカニズムなのですが、まぶたに関連したほかの筋肉が収縮することで、その機能を補おうとするのです。たとえば何度も眉を持ち上げたり、アゴをせわしなく引き上げたりといった行動が増えるのが、眼瞼下垂の特徴でもあるのですが、これらの代償行為は病気に直接関連した行動ではなく、あくまでもまぶたの筋肉の筋力不足を補うために起きてくるものです。

このような代償行動が日常的に頻繁に行われてしまうようになると、その行為が代償だとしても、実際には不要な行動でしかありません。代償行為であっても、その動作は抑えたいところです。また、代償行為が激しくなると、眼瞼下垂の症状が悪化してしまうこともあります。代償行為が現れたら、早期に対策を取ることをお勧めします。

この病気の治療法については、先天性の場合と後天性の場合とで少し異なります。眼瞼下垂の先天性治療法と後天性治療法について述べましょう。次回のページでは詳しく説明していきたいと思います。